透明な檻で人間飼い馴らす (赤穂)春名 恵子 【評】権利の義務の義理の人情のと、浮き世の柵は十重二十重にわが身を取り囲む、まさに見えない檻。その中で右往左往我々は、いつしかそれに馴染んで臨機応変に処す術を身につけた。しかし、檻のあることを忘れてはならぬ。
短い文章で、ここまで言い表すか!! ドキッとさせられた川柳。切れ味鋭い。私もこんな鋭い、「魅せる」写真を撮りたいものだ。